慶應義塾大学病院 輸血・細胞療法センター

Center for Transfusion Medicine & Cell Therapy, Keio University Hospital

お問い合わせ

〒160-8582 東京都新宿区信濃町35
03-5363-371503-5315-4351

血液製剤の供給・管理 Storage and management of blood products

輸血・細胞療法センターでの業務や、取り扱っている製剤について紹介します

1) 献血から患者さんに輸血されるまでの血液製剤の流れ

放射線照射装置
SANGRAY

2) 血液製剤の種類

赤血球液

  • 赤血球液は貧血や出血に対して使われます。
  • 適切に温度管理された保冷庫に保存し、患者さんに輸血する直前に保冷庫から取り出して払い出ししています。

新鮮凍結血漿

  • 新鮮凍結血漿(FFP)は凝固因子を補充し、出血を止めるために使われます。
  • FFPは凍結保存されているので、使う時に37℃の恒温槽で溶かしてから、払い出します。

血小板濃厚液

  • 血小板濃厚液は、血小板減少時や手術時の出血予防、出血治療のために使われます。
  • 室温で振盪して保存します。
  • 洗浄血小板やHLA適合血小板を用いることもあります。
輸血センターで取り扱うその他の製剤
  • 吸収性局所止血材
  • 吸収性骨再生用材料
  • 凝固因子製剤
  • 各種アルブミン製剤
  • 再生医療等製品